システム制作ってどんな事してるの?その2
業務システムの実現方法
前回は業務システム作成にはお金がかかるという話を書きました。さて家の建築方法に色々あるように(木造、鉄骨、鉄筋コンクリートetc)業務システムの工法も色々あります。大きくはWEBアプリケーションかWindowsアプリケーションかです。特殊な業界ではMACアプリケーションというのがあります。最近ではスマホアプリというのもあります。スマホアプリは無料でダウンロードできるので、安く作れるのではという認識がある方もいるようです。開発が結構面倒です。めちゃくちゃ高いです。
システム開発には大きく2つの流れがあります。「ウォータフォール開発」と「アジャイル開発」です。「ウォーターフォール開発」は昔から行われている開発手法です。大規模システムはほぼこの手法で開発作成されます。横文字の職種の方々が沢山参します。(こんな会社に転職しない はまさにココの要員供給会社です)「ウォータフォール開発」について書くと長くなるので「ウォーターフォール開発」でググってください。。(^^;一方「アジャイル開発」はクライアントも巻き込んだ少数精鋭開発になります。私たちの場合はDOA/RAD開発手法を取り入れています。(DOA: Data Oriented Approche, RAD: Rapid Application Development)簡単に言うと「業務で使うデータを分析し、効率よく使えるデータシステム」を開発する事です。業務システム開発の流れを書きたいと思います。Windowsアプリケーションになります。
最初の作業はヒアリング&モデリング
私たちが最初にすることは、「話を聴くこと」です。そして取り扱っているデータを分析し、どうデータベースに落とし込むのかを検討して行きます。各種帳票や手書きの伝票etc… 業務の流れはホワイトボードなどを使いながら絵を書いて聞き出して行きます。
クライアントさんにとっても自分の業務を改めてモデル化(描画)し俯瞰出来るところが新鮮だと好評です(^^現在実際に使われている伝票・帳票類も分析させて頂きます。
データベース・テーブル設計
モデリングの結果を踏まえてデータベース設計を行います。ERD(Entity Relationship Diagram)を描いて行きます。
データベースへ実装するテーブルをテーブルの関連性を含めて設計していきます。システムの規模によりますが結構なテーブルの数になります。WordPressのERDも公開されています。上の図で「Relationship1」等はテーブル間の関連を示しています。簡単な実例を示すと例えば見積書
鑑と詳細部分が2つのテーブルに分かれる事になります。このようにデータを分析し、データベースへ具体的に保管出来るテーブルに落とし込んで行くことになります。
WINプログラムについては次項で。。。